「FIP制度」が2022年4月スタート!

こんにちは、EVTD研究所です。来年4月にFIP制度が始まります、

FIP制度をご存じですか?

 

資源エネルギー庁が公開した「FIP(Feed-in-Premium)」(フィップ制度)

 

2022年度より再生可能エネルギー電源の普及と自由競争に向けて

再エネ事業者が売電する際に市場価格にプレミアム(補助額)

を上乗して合計分を収入として受け取れます。

また国民の再エネ発電賦課金の負担を軽減抑制するためです。

 

 

【FIP制度と蓄電池を活用して売電する】

FIP制度の肝は蓄電池の活用です。例えばプレミアム単価は3円

発電時の市場価格が10円の時に蓄電池に4時間貯めておいて

価格が18円に上がったときに売ることができれば、

3円のプレミアム単価を合わせると合計収入は21円になります。

 

 

 

出典:資源エネルギー庁
出典:資源エネルギー庁

<FIP制度のまとめ>

 

■基準価格(FIP価格):予め決定した売電収入の基準となる価格(固定)

           ※開始当初はFIT制度の調達価格と同じ予定

 

 

■市場参照価格:プレミアムを算定するために指標とする価格。

一定期間の平均市場価格(1カ月単位で見直し)

 

■プレミアム:FIP制度において発電事業者が受領する

プレミアム収入(基準価格と市場参照価格の差。

電気を売った価格にプレミアムが上乗せされた合計分を、収入として受け取ることになります。)

※プレミアムは、市場参照価格の変動などによって

一定期間内は固定。長期的には変動

 

 

 

コスト効率と再生可能エネルギー導入量の拡大へ進むことが期待できますね。